初めての水槽に小型水槽をオススメする理由
こんばんは。たろうです。
うちの60cm水槽のタイニムファが待ちに待った浮き葉を出し、少しずつではありますが、思い描いているレイアウトに近付いて来ました。
(一部の水草が魚たちに齧られて枯れてしまいましたが😭)
さて、今回のテーマは、
なぜ初めての水槽に小型水槽をオススメするのか?についてです。
小型と言っても、僕がオススメするのは、30cmキューブ水槽(30cmの立方体)か45cm規格水槽(幅45cm×奥行27cm×高さ30cm)です。
水量にすると約25〜30Lになりますね。
一般的に初心者にオススメとされているのは60cm規格水槽(幅60cm×奥行30cm×高さ36cm)ですが、僕が敢えて小型のものをオススメする理由を、重要なものから順番に解説していきます。
理由①:水換えの労力を軽減できる
アクアリウムは水換えに始まり水換えに終わると言っても過言では無いくらい、定期的な水換えが重要であり、また重労働でもあります。
初めてアクアリウムに挑戦する人の多くがまず挫折を味わうのは、水換えを継続できないこと
だと思います。
60cm規格水槽の場合、総水量が約55Lとなり、週に一度1/3を換水するとしても18Lとなります。
一度、18Lの水を入れたバケツを持ってみてください。
重いんですよね😭
筋トレが趣味で、バケツ運びも筋肉へのご褒美と感じられる方ならいざ知らず...。
また、この記事をお読み頂いている方の多くは、お仕事で毎日くたびれて会社と家を往復していたり、学生であれば勉強に部活に目まぐるしい毎日を送っていたりするはずです。
多くの方にとって、アクアリウムはあくまで「余暇で楽しむ趣味」なんですね。
水換えやらないといけないけど重いし時間掛かるし、面倒だな〜と思ってサボってしまうと、いつの間にか水槽がコケまみれに...
癒しを求めて始めたはずのアクアリウムに、何かに追われるような気持ちで向き合うのはとてももったいない。
小型水槽であれば、一度の換水量は10L以下に抑えられるため、労力も時間も大幅に軽減できます。
僕は実際に両方とも経験しましたが、やはりこの差は侮れません。
僕は今でも、30cmキューブ水槽って楽だしオシャレでよかったよな〜と思いながら60cm規格水槽の水換えをしています(笑)
まずは小さく始めることが長続きのポイントだと思っています。
理由②:水量が少な過ぎず、良い環境を維持しやすい
相反するようですが、水量が少な過ぎると水質や水温の変化が急激になります。
僕も5L以下の超小型水槽では、朝は平和だったはずなのに、仕事から帰って来たら魚やエビが瀕死...ということも経験しました。
実は25〜30Lという水量は、1週間サイクルでメンテナンスするのにちょうどいい水量なんです。
ただし、水槽内の生体の数が多過ぎたり、与える餌の量が多過ぎると水質悪化は早くなります。
理由③:導入費用、維持費を抑えられる
単純に器具が安く買える上に、消費電力が小さいため長期的なコストも抑えられます。
また、レイアウトに必要な素材も60cm規格水槽に比べると半分程で済みます。
理由④:レイアウト変更がしやすい
一度セットした水槽にはそうそう手を加えることは無いと思いがちですが、
・今のレイアウトに飽きてしまった
・コケが増えて手に負えなくなった
・招かれざる客を招いてしまった(貝など)
・長期的に維持しすぎて(素晴らしいことです)ソイルの粒が崩れ泥状になってしまった
このように、レイアウト変更やリセットに迫られる機会は意外と少なくないです。
そんな時でも、水槽が小さければ丸洗いも普通のシンクでできますし、レイアウトを組み直すのも簡単です。
理由⑤:使い道が幅広い
もし今後より大きな水槽を導入することになっても、小型水槽であれば
・病気になった魚の薬浴用
・レイアウト変更で使わなくなった水草のストック用
・産卵を控えた親魚や稚魚の隔離用
など様々な使い道があります。
もちろん、サブ水槽として引き続き維持するのもアリですね!
メインで使わなくなっても役割を果たせる小回りは小型水槽ならではです。
理由⑥:オシャレ
小型水槽、めちゃくちゃオシャレです。
大き過ぎないからこそ周りの家具とも調和して、佇まいも含めて「魅せる」インテリアになるのが小型水槽のメリットですね。
Googleで「30cmキューブ水槽」で画像検索して頂いたら、小さくても綺麗にレイアウトしてある水槽のサンプルがたくさん出て来るので、ぜひオシャレな小型水槽を目指してください!
小型水槽レイアウトのポイントとしては、大きい素材や水草をドーン!ではなく、なるべく小さな素材や大きくならない種類の水草を使うことです。
ここまで小型水槽の良いところばかり挙げましたが、もちろん大型水槽には無いデメリットもあります。
ここからはそのデメリットと上手く付き合う方法を紹介します。
デメリット①:大型水槽に比べると水質や水温の変化が早い
水量が少な過ぎないことをメリットとして挙げましたが、当然大型水槽に比べると環境の安定感という点では劣ります。
小型水槽を維持するには定期的な水換えと、水槽をよく観察することがより重要になります。
全体を見渡しやすく変化に気付きやすいことと、水質が悪化した際に一度に大量の水換えを必要としないという点では大型水槽より優れています。
デメリット②:レイアウトの自由度が低い
アクアリウムショップの店頭にあるような大きな水槽で迫力のあるレイアウトを!というのは小型水槽では難易度が高いです。
大型水槽では、奥行きや広さを生かして遠近感のある風景画のようなレイアウトが好まれますが、小型水槽では水中の生息環境を切り取ったようなレイアウトを目指すとサイズの小ささが気になりにくいでしょう。
デメリット③:飼育できる生体の数、種類が限られる
魚には飼育に適した水槽サイズがあります。
大型になるアロワナやディスカスなどは小型水槽ではすぐ手狭になってしまうでしょう。
小型で、広い遊泳スペースを必要としないメダカ類やカラシン、ラスボラ、グラミー、コリドラスなどが小型水槽での飼育に向いています。
以前の記事
【part1】自宅に水槽を導入するのに掛かる費用は?
https://aquataro.hatenablog.com/entry/2020/06/09/182007
こちらでは、30cmキューブ水槽の導入費用について解説しています。
これらの記事が、アクアリウムを始めてみたいと思っている方の助けになれば嬉しいです!
コメントや質問等頂けたら嬉しいです!